随分と時間がたってしまっていますが、
アナトリア旅游の続きおば。
何年かかってもとりあえず書き終えますゾ☆
4日目。
窓から差し込む陽射しのやわらかさに、瞼の奥をくすぐられて目がさめた。
身支度を整えて中庭へ行くと、ぶどう棚の下の椅子に、ポエ爺が腰掛けていた。
ぼんやりと葡萄の木を見上げているさまはまるで・・・
詩でも作っているのかな?
ほうき星のように言葉が頭の中を駆け巡っているとなると、声をかけにくいなぁ・・・
などと思っていると、こちらの気配に気づいてくれた。どうやら、ぼんやりとしていただけのようだ^^;
Peri Hotelの朝食は野菜と果物が中心のコンチネンタル風のものだ。
写真の料理(?)を詳しく言うと、
右手前の丸皿が、トマト・胡瓜・白チーズ・黒オリーブの塩漬け・スイカ・バター・蜂蜜・チェリージャム・パイ生地にハッシュドポテトと粉チーズを包んで揚げたシガラ・ボレイ。
左側の皿が、玉子焼き(味付けは塩w)
奥にあるのがエクメック(トルコのパン。食べ放題だw)とエルマ・チャイ(トルコ風アップルティー)
ということになろうか?
食事を終えて、昨日に引き続きYAMA TOURにてカッパドキアの観光ツアーに参加。
今日はカッパドキア北部を観光する予定なのだ。
まずはじめにギョレメ野外博物館へ。
ギョレメ野外博物館には、5世紀から12世紀にかけて迫害から逃れて定住したキリスト教徒が作った30あまりの岩窟教会がある。この写真は修道女の共同住居とのことだが観光客との比較により、その大きさを思うことが出来よう。
最初に入ったのがチャルクル・キリセ。
チャルクルとはサンダルを、キリセとは教会を意味する言葉らしい。岩の半ばに掘られた教会なので、観光用に架けられた階段を上って中に入るが、カッパドキアの強い日差しの中から教会内へ入ると、一瞬真っ暗で何も見えないかのような錯覚に陥る。それでも目が慣れてくると、キリストの生涯を描いたフレスコ画を見ることが出来るが、残念ながら保存状態がよいとはいえないようだ。
その他にもカランクル(暗闇)教会・ユランル(蛇)教会・エルマ(林檎)教会・聖バジル教会・食堂・倉庫などが残されているが、残念なことにいずれも写真撮影は禁止であった(もっとも、内部は薄暗いのできれいに写せたという保証もないわけですが…)
そんなときに便利なのがNTT出版から出版されている
トルコの旅―歴史と生きる人と街という本だ。ギョレメ野外博物館も紹介されており、岩窟教会内のフレスコ画写真が鮮明に撮影されているので嬉しい一冊だ。
ギョレメ野外博物館を離れ、エセン・テペにてひと休み。
ここは、テペ(=丘)だけあって、周りの奇岩がよく見えるところだ。
一通り写真を撮り終えて周りに目を向けると、丘の上には土産物売りの店などもわずかながら建てられており、トルコの伸びるアイスクリーム・ドンドルマの屋台もあった。
暑いし、ドンドルマも興味あるし、食べてみようかしら?とドンドルマ売りの青年に「一つ下さいな」といったところ、本当にただでくれたのでびっくり。あのーお金払いますよ?「How Much?」をくりかえしても「No〜!No〜!」と繰り返すばかりなのでありがたく頂戴した。
2人のやりとりの一部始終をニヤニヤと楽しそうに眺めていたポエ爺に聞いてみたところ、「Myrthaちゃんが美人だからだよ♪」とのこと。
ホンマかいな・・・
オニキス工房にてオニキスの加工される様子を見学し、売り場へ行ってみると、ポエ爺が売り子の女性と楽しそうに話していた。何でもこの売り子さんはカイセリ大学で日本語を専攻し、ポエ爺はトルコ語と日本語を駆使して日本語を教えていたのだとか。トルコ萌えのポエ爺がトルコで日本語を教える日が来るかも知れないと、密かに思うMyrthaであった。
オニキス工房の見学を終え、ウチュ・ヒッサールへ。
ウチュ・ヒッサールは「尖った塔」を意味する高さ80メートルもの巨大な岩だ。以前は上へ登れたそうだが、その昔、転落死した観光客がいたとかでそれ以後は中に入ることすら出来なくなってしまったという。
何とも残念な話だ。。。
ウチュ・ヒッサールを離れ、レストランでビュッフェ風の昼食をとり、近くを散策していると、すてきなオブジェ風の木があった。
これは、木に壺を差した物だろうか?
そしてもう一つがこちら。
トルコの魔除けとして有名なナザール・ボンジュウが木の枝という枝に結ばれている!
よく見ると割れてしまっているナザール・ボンジュウもあり、一度に飾られた物ではないようだ。これは旅人が旅の安全を祈願して結んでいった物だろうか?オブジェとしては面白く美しいが、嫉妬の視線を跳ね返すという魔除けが何故このようなところに大量に結びつけられているのか、皆目見当も付かない。
バスに乗り、ユルギュップのスリーツリーを見学。
本来ならば、プロの写真家が写すように中央の奇岩が3つ並ぶ予定だったが、如何せん、角度が良くなかったのかスリーツリーではなく、ツーツリーにしか見えない絵になってしまった_| ̄|○
このスリーツリー、下の方から見上げるように眺めたかったなぁ。。。
そして、ゼルヴェ渓谷の入り口に当たるパシャバーウも見学。
ここはその昔、5世紀ころに聖シメオンが隠遁したところだ。残念ながらカメラの電池が無くなってしまった為、急遽、携帯電話のカメラで写真を撮った。
ささやかすぎる土産物ですが、下記の画像を希望される方はDLして壁紙としてご利用下さい。
(´-`).。oO(DLされる方は、ひとこと残していっていただけると嬉しいですネ♪ )
因みにこの画像に見える地を這うようにして生えている植物は葡萄の木で、何でもこの地方は降水量が少ないため、幹を低くすることによって木々も脱水症状=枯死を防いでいるのだとか。
日本のように枝葉をのびのびと茂らせるというのは、木々にとっても贅沢なことなのかも知れない。
再びバスに乗り、トルコワインを試飲したり、アヴァノス陶芸工房にて轆轤を回して遊んだりしつつ、夕刻、ギョレメ村のYAMA TOURのオフィス前に帰着。
オーナーのメフメットさんが「やぁやぁ久しぶり!」とポエ爺と濃厚な再会の抱擁を交わしていた。
どうやらメフメットさんはポエ爺の友人にあたる人らしい。
「夕食を共にしませんか?」というメフメットさんの好意に甘え、一度ホテルへ戻り、身支度を調え、土産物として果物やトルコ名物のEFES Pilsen(エフェス・ビール)を手に、再度YAMA TOURを訪ねる。
温かく迎えてくれたのはメフメットさんとそのご夫人のマリコさん、生後10ヶ月の愛息子のジャン君の3名だ。
息子を将来大学へ進学させ、医者にしたいというメフメットさんはポエ爺とペルシャの詩人・
ウマル・ハイヤームや近代トルコの詩人・ナジム・ヒクメットの詩論で盛り上がっている。ムツカシイ話についていけないMyrthaは、「歴史ばかり勉強してもダメだなぁ…」などと反省しつつ、ジャン君(漢字で書くならば聖君)をかまったり、マリコ夫人と話したり、美味しい食事をいただいたりしていた。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、宴はお開きとなった。
帰路、天を仰ぐと、星々が手を伸ばせば触れられそうな近さで瞬いていた。
かつて、これほどまでに北斗七星を間近に感じられたことがあっただろうか
?
お世話になったYama Tourのサイトは
こちらYama Tour日本語サイトは
こちら※トルコ旅行ひとくちメモ
ギョレメ国立公園およびカッパドキアの岩石遺跡群は、1985年にユネスコの世界遺産に「自然と文化の複合遺産」として加えられ、2005年の公式観光者数は、850,000人の外国人旅行者、そして約100万人のトルコ人旅行者が訪れているという。当然、日本のツアー旅行でも必ずといって良いほど加えられているところだ。個人旅行・団体旅行を問わず、トルコに行くならば一度は訪れるべし!
なほ、カッパドキアは「美しい馬のいる場所」を、ギョレメは「目に見えないもの」「隠れたるもの」を意味する言葉らしい。