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私用漢文関係Web-Link集・2

少し前に備忘録代わりに私用漢文関係Web-Link集を書いたのだが、その後、漢文関係の便利サイトが増えたので、またメモ代わりに書いておく。

搜韵
 『佩文韻府』の全文検索の出来る大陸中国のサイト。漢詩を作る時に便利だが、一部が簡体字のみの
 対応であり、見にくいのが難点。『四庫全書』の影印画像も見られる。
 ちなみに「搜韵」は「そういん(=捜韻)」と読む。

寒泉
 十三経、資治通鑑などの史書、老子や荘子・荀子などの先秦諸子、朱子語類・明儒學案などの
 哲学、全唐詩・全宋詞などの藝文などが検索出来る、台湾師範大学の電子古典文献全文検索サイト。
 最近二十四史一史稿が追加された。
 もう一つの寒泉http://203.68.135.131/d1cgi/index.htmは閉鎖された模様。

異體字字典
 古典籍を読む上での異体字を調べられる台湾教育部のサイト。
 こちらもあるので、お好みで→教育部《異體字字典》主畫面

網路展書讀
 唐宋期の詩や歴代帝王の諡號などを調べられる台湾のサイト。構築中なのか、複数のURLがある
 のが玉にキズ。
 その他のURL1→網路展書讀
 その他のURL2→網路展書讀

漢字古今音資料庫
 臺灣大學と中央研究院語言學研究所の共同開発による、古今の中国語発音のデータベースサイト。

広島大学中文HP
 「全梁詩」「蘇洵蘇軾詩」の検索が出来る広島大学中国文学語学研究室のサイト。

大家藝文天地
 台湾の周政男氏のサイト。四庫全書の一部や仏典を見ることが出来る。藝術関係が多いかな?

甲骨文字全文検索データベース
 立命館白川静記念東洋文字文化研究所の落合淳思氏の運営するデジタルデータ化した
 甲骨文字の検索サイト。フォントをDLをする必要アリ。

中文電脳/Pin太郎サポートページ - 電脳瓦崗寨
 中国語のアルファベット表記(ピンイン=併音)を記載する時に声調符号を付けられるソフトの
 配布サイト。

東京外語大学言語モジュール
 東京外国語大学大学院の21世紀COEプログラム「言語運用を基盤とする言語情報学拠点」の研究
 成果を活かして開発したインターネット上の言語教材。英語やフランス語の他、インドネシア語やタ
 イ語・ラオス語・ヒンディー語・アラビア語・ペルシャ語・トルコ語などのマイナー言語も学べる。

レファレンス協同データベース
 国立国会図書館が全国の図書館等と協同で構築する調べ物のための検索サービス。参加館の質問・
 回答サービスの事例、調べ方、コレクション情報など調査に役立つ情報を公開している。

国立国会図書館デジタルコレクション
 国立国会図書館で収集・保存しているデジタル資料を検索・閲覧できるサービス。

日本中國學會
 「中国に関する学術の研究」を目的とし、中国哲学・中国文学・中国語学研究に従事する者の
 全国的かつ 総合的な学会のサイト。日本の中国関係の研究者はここに名を連ねていることが多い。

全国漢文教育学会
 漢字漢文教育および漢字文化に関する諸問題を研究し、日本の漢字漢文教育ならびに漢字文化に
 関する研究の充実発展を図り、あわせて会員相互の親睦を深めることを目的とする団体のサイト。

全日本漢詩連盟
 各県の漢詩連盟の大元締めでもある国内最大の漢詩団体のサイト。
 困ったことにいつの間にかURLが変わっていた(-_-;)

三国志学会
 三国志に関する学術の研究と普及および会員相互の親睦を図ることを目的とした団体のサイト。
 一般人でも参加出来るらしい、珍しい学会。

漢詩のための押韻平仄チェックツール
 「相集高樓茗水隈」と入力すると「△●○○●●△」という記号が現れるナゾの平仄チェックツール。
 平仄は通常「平声=○」「仄声=●」「押韻=◎」で表記されるので、なぜ△が現れるのかナゾすぎる。
 因みに正解は「○●○○●●◎」または、「○●○○●●○」だw

Baidu-百度-
 大陸中国のことを調べる時に便利な検索サイト。中国でのGoogle的存在。

孔夫子旧书网
 地球上で最大の中国語書籍の古書販売サイトとの触れ込み。繁体字で書くと「孔夫子舊書網」。
 日本の書籍も結構売られている。


まだまだあるような気がするが、とりあえず、今回はこんなところで。(便利サイトがあったらコッソリ教えてネ、の声有り。)
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誉め上手な人

『増注聯珠詩格』注釈 巻之七
  [用底事字格]   底事字を用ふるの格

     ぼくちく                      ちんげつくゎん
     墨竹            陳月觀
●  ●  ○  ○  ●  ●  ◎      ぎょくりつ せうせう     たけすうかん
玉立蕭蕭竹數竿    玉立蕭蕭たる竹數竿
○  ○  ●  ●  ●  ○  ◎       ふうし    ろえふ   せいかん  お
風枝露葉帶清寒     風枝 露葉 清寒を帶ぶ
●  ○  ○  ●  ○  ○  ●      きうねん   こきょく   じんか    み
舊年湖曲人家見    舊年 湖曲 人家に見る
●  ●  ○  ○  ●  ●  ◎      なにごと     しじゃう   うつ   き       み
底事移來帋上看     何事ぞ 帋上に移し來たりて看る
                                             (上平聲十四寒韻)


【通釋】
 美しく立つ、ものさみしそうな何本かの竹
 枝を渡る風や葉に浮かぶ露が清らかな寒さをまとっている
 むかし、湖畔の人家に植えられているのを見たが
 どうして(今、私は)紙の上に移されてきた竹を見ているのだろう

【注】
形容竹逼眞有聲之畫也(竹を形容して眞に逼る。有聲の畫なり)
   竹の姿を形容して真実にせまる。詩と絵が一体になっている絵画である。

[]杜詩雲飛玉立盡清秋①王荊公詩風枝雨葉瘠土竹②(杜が詩に雲飛びて玉立盡く清秋、王荊公詩に風枝雨葉瘠土の竹あり)
  杜甫の詩に『雲飛びて玉立盡く清秋』。王荊公の詩に『風枝雨葉瘠土の竹』とある。
  
①全唐詩に「見王監兵馬使説近山有白二鷹羅者久取竟未能得王以為毛骨有異他鷹恐臘後春生鶱飛避暖翮思秋之甚眇不可見請余賦」という杜甫の詩があり、「雪飛玉立盡清秋,不惜奇毛恣遠遊。在野只教心力破,于人何事網羅求。一生自獵知無敵,百中爭能恥下韝。鵬礙九天須卻避,兔藏三窟莫深憂。」とある。

②『山谷内集詩註』巻十五の「題子瞻畫竹石」詩に「風枝雨葉瘠土竹,龍蹲虎踞蒼蘚石。東坡老人翰林翁,醉時吐出胸中墨。」とあるので、この詩は王荊公(王安石)のものではなく、黄庭堅の詩の誤りであろう。

覩物而有懷舊之意亦寓感慨(物を覩て、舊を懷ふの意有り。亦、感慨を寓す)
    物を見て昔を懐かしく思う心がある。また、感慨を寄せる(寄託する)詩である。

〈陳月觀〉
陳月觀は宋元の際の時の人なり。『鄱陽五家集』巻一、宋の黎廷瑞の『芳山洲』に「金陵陳月觀同年三首」有り。陳氏可能(おそらく)は金陵の人爲るを見る可し。黎廷瑞(1250~1308)字は祥仲は、鄱陽(現在の江西省波陽)の人なり。度宗の咸淳七年(1271)、同じく進士出身を賜ふ。陳氏之と同年なれば則ち亦た咸淳七年の進士なり。宋の亡びし後、陳氏可能(おそらく)は北方に漫遊せり。汪夢斗の『北遊集』巻上の「山陽寄陳月觀」に云ふ。「幽州此去三千里,行客當歸六月期」と。又た王奕の玉斗山人集巻二に「見陳月觀二首」の二に云ふ有り。「燕臺接武何多隗陀,呉國孤騫未見雲」と。又た多年未だ江南に回らず(幾年不踏江南路)。之と交遊する者は黎廷瑞・王奕・汪夢斗等の人有り。


参考文献
・唐宋千家聯珠詩格考證 卞東波考證 鳳凰出版社 2007年
・杜詩集註 仇兆鰲注 中華書局 1979年
・黄庭堅集注 劉尚榮校點 中華書局 2003年

↓原文ナリ
増注聯珠詩格・墨竹

○→平声
●→仄声
◎→押韻


「なるほど。人サマの描いた絵を誉める時はこのように誉めるのか!」という詩であろう。
詩の趣旨は「竹の絵を見ているが、昔見た人家に植えられていた竹そっくりだ。何と上手なことだろう!」といったところ。



蛇足
漢詩を書くときは、原文と書き下し文を少し大きなフォントで設定しているのですが、InternetExplorer(IE6だけ?)では少々見にくくなってしまうようです。Firefoxでの動作確認をしているので、こちらをオススメします(IEより軽いしねw)

花のかなしみ

   金 縷 衣

勧 君 莫 惜 金 縷 衣     君に勧む 惜しむ莫かれ 金縷の衣
勧 君 須 惜 少 年 時     君に勧む 須く惜しむべし 少年の時
花 開 堪 折 直 須 折     花開いて堪えなば 直ちに須く折るべし
莫 待 無 花 空 折 枝     花無きを待って 空しく枝を折る莫れ


この詩は唐代の女性・杜秋娘(としゅうじょう)の作った金縷衣(きんるい)というタイトルの詩です。

杜秋娘は金陵(現在の江蘇省鎮江市)出身で、15歳で鎮海軍節度使李(りき)の側女となり、
李の没落後は女官となり、更に憲宗の寵愛を受け、穆宗の子・漳王の守り役となった。
その後、漳王が罪に落ちたときに連座して故郷に身をよせて余生をおくったという。

詩の大意は、人生の花が開き、手折れる頃になったら惜しまずに手折ってください、といったところ。
時を得て手折られる花、時を逸した花。時を逸しざるを得なかった花。
花にもいろいろな花があるものです。。。

ひきこもりのススメ

『増注聯珠詩格』注釈 巻之七
  [用待得字格]   待得字を用ふるの格

                             いえ   きょ
  居家              家に居す
                                            か おうりゅう
       何應龍                 何應龍

 ○ ○ ● ●  ● ○ ◎        いえ    ゐ        たうてい  くゎん  ゐ     まさ
居家到底勝居官    家に居るは 到底 官に居るに勝れり

 ○ ● ○ ○ ● ● ◎        ていていせいちゅう ひる くゎん  おほ
啼鳥聲中晝掩關    啼鳥聲中 晝 關を掩ふ

 ● ● ● ○ ○ ● ◎        せうえん  はな   お   つく     ま    え
待得小園花落盡    小園の花 落ち盡るを待ち得て

 ● ○ ● ● ● ○ ◎        さら すべから さけ  うつ      しゅんざん たい
更須移酒對春山   更に須く酒を移して 春山に對すべし

                                              (上平聲十四寒・十五刪韻)

 【通釋】
  家にいるのは、官僚世界に身を置くよりもよいものだ
  鳥の鳴き声の聞こえる中、昼間に(家の)門をとじて
  庭に咲く花々が散り落ちる様子を待ち
  その上で、酒を(庭に持ち)移して、春の山にむかうべきだろう

 【注】
  有志於山林者(山林に志有る者なり)。
   山林にありて、隠逸の志を持つ者のことである。

  有餘不盡之意悠長(有餘不盡の意悠長なり)
   余韻尽きることのない、ゆったりとした詩である。

 【作者】
  南宋の何應龍。 字は子翔。 號は橘潭。 事蹟及び生卒年は未詳。
  錢塘(今の浙江省、杭州市)の人。 その著作は已に佚し、僅かに『南宋六十家小集』中に
  『橘潭詩稿』一巻を存するのみである。

↓原文なり。
聯珠詩格-居家

○→平声
●→仄声
◎→押韻

ところでこの詩の作者はこの時、詩に詠じたとおりに「隠者暮らし」をしていたのだろうか?
それとも官僚世界に身を置きつつ、隠者暮らしへのあこがれを詩に詠んだのだろうか?
何應龍の事跡が不明なため、今ひとつよくわからないのだが如何なものだろうか?


---補足---
聯珠詩格(れんじゅしかく)とは、元の于濟、蔡正孫補に係る漢詩のアンソロジー本で、室町時代に日本にもたらされ、『唐詩選(とうしせん)』『三体詩(さんていし)』とともに江戸時代に大いに流行した作詞指南書である。江戸の著名漢詩人をはじめ、松尾芭蕉や与謝蕪村らの愛読書でもあった。
しかし明治以降になると人気は衰え、現在では、江戸時代後期の漢詩人・柏木如亭(かしわぎじょてい)の記した『訳注聯珠詩格』が岩波文庫で入手できるのみである。

私用漢文関係Web-Link集

寒泉
 十三経、二十五史・資治通鑑などの史書、孟子・荀子などの諸子、朱子語類・明儒學案などの哲学、
 全唐詩・全宋詞などの藝文などが検索出来る、台湾師範大学の電子古典文献全文検索サイト
 ミラーサイトというわけでもなさそうですが、もう一つあります。→寒泉

漢籍電子文献
 二十五史・十三經・小說戲曲・上古漢語語料庫・臺灣文獻叢刊・文心雕龍・佛經三論・清代經世文編・
 中華民國史事日誌・新民說・姚際恒著作集・詞話集成・新清史-本紀・樂府詩集・閩南語俗曲唱本
 「歌仔冊」などが検索できる台湾中央研究院の漢籍全文検索サイト

全國漢籍データーベース
 京都大学人文科学研究所附属漢字情報研究センターの運営する全国の主要な大学図書館・
 公共図書館が所蔵する「漢籍」の書誌情報をすべて網羅する総合漢籍目録データベースサイト

東洋学文献類目検索
  京都大学人文科学研究所附属漢字情報研究センター刊行 の「東洋学文献類目」の文献情報が題名・
 著者別にキーワードから検索できるサイト

電子版東京大学総合図書館漢籍目録
 南葵文庫をはじめ、東京大学総合図書館に所蔵される約一万点の漢籍を公開しているWebサイト。
 「GTフォント」なる文字フォントをDLする必要アリ。

日本漢文文献目録データベース
 二松学舎大学の運営する、日本漢文文献およびその関連文献の基本的書誌を国内外を問わず
 集中的に網羅したデータベースサイト

Kanhoo!東洋学サーチ
 漢字文献情報処理研究会の運営する東洋学学術サーチエンジン

Google学術捜索
 大陸・簡体字の学術検索ができる検索エンジン

Yahoo!奇摩
繁体字のものや、台湾関係の事柄を調べるのに便利なWebサイト

国立国会図書館
 ご存知国立国会図書館のサイト。
 ID登録をすれば、資料の取り寄せやソーシャルブックマークも使える

Dnavi
 国立国会図書館が運営する、ウェブ上の各種データベースへのリンクを提供するゲートウェイ・サイト

GeNii[ジーニイ]
 国立情報学研究所(NII)が提供する学術情報オンラインデータベースの総合的ポータルサイト

NACSIS-Webcat
 全国の大学図書館等が所蔵する図書・雑誌の総合目録データベース検索サイト

Webcat Plus
 「連想検索機能」を使って、必要な図書を効率的に探すことができるサイト

青空文庫
 著作権の消滅した作品などが読めるインターネットの電子図書館
 
日本書籍総目録
 現在入手可能な書籍を収録する日本書籍出版協会による書籍検索サイト

日本の古本屋
 東京都古書籍商業協同組合の運営する古書データベースサイト

スーパー源氏
 株式会社・紫式部運営のデータベースによる古書・古本の検索をはじめ、古書店開業支援、
 加盟店向営業支援、「ポッドキャスティング」「WEB TV」「書籍文化新聞」などによる、本や文化に
 まつわる情報を発信していくサイト

書虫
 中国歴史、文化、経済に関連する中国大陸の書籍を取り扱っているWeb書店

今昔文字鏡
 諸橋轍次著『大漢和辞典』に収録される約5万の見出し漢字はいうにおよばず、甲骨文字、西夏文字、
 現代中国で使われている簡体字、変体仮名までも約15万字が収録されているフォントの配布サイト

財団法人斯文会
 史跡湯島聖堂(江戸時代の昌平坂学問所)を管理する団体のサイト。
 今でも数々の生涯学習講座が開かれている

全日本漢詩連盟
 「日本における漢詩の研究・普及や交流、並びに中国をはじめとするアジアや欧米各国との親睦・
 交流を図る」ことを目的に設立された国内最大の漢詩団体のWebサイト



まだまだ、ありそうな気がするなぁ。。。

受験シーズン到来

中国の動画共有サイト「Youku.com」の視聴数が1日1億本を突破したそうですが、これは「Googleに買収された当時のYouTubeに匹敵」するアクセス数なのだそうな。
早速Youku.comを見てみたのですが、日本のアニメがフツーに見られたりするところをみると、JASRAC&著作権改正法案はどうするのかしらとか思ってしまいます。
ま、なまぬるく今後の経過を見守りましょうw


サテ、教科書でおなじみの明治書院のwebサイトの一角に「今月の漢文」というコーナーがある。
明治書院から刊行されている、そして高校の図書室などに置かれている「新釈漢文大系」シリーズの
宣伝を兼ねたものと思われるが、Myrthaがひそかに毎月楽しみにしているコーナーであったりもする。

昨年は日本漢詩を取り扱い、12月は忠臣蔵で親しまれている四十七士をテーマにした「泉岳寺」という
七言絶句で終わっていた。
今年はどんな詩を取り上げるのだろうかと楽しみにしていたのだ。
引き続き日本漢詩を掲載するのか、はたまたまったく異なる詩を取り扱うのか・・・

そして平成二十年戊子の漢詩は・・・

一月の漢文

白居易の著作物を集めた『白氏文集』でありました!
日本漢詩にせよ本場中国の漢詩・漢文にせよ、1月とあらば「正月のめでたさ」を選びそうなところですが、「受験生のあせり」を詠った漢詩を選ぶとは、このコラムの執筆者は一体どんな顔をしてこの詩を選び、そして執筆したのだろうかと想像しつつパソコンのモニター画面を眺めるのもなかなかにオツなものです。

しかしこのコラム、それほど広くもないスペースについてを考えると「長恨歌」などの長篇詩や文章は掲載しにくくなるような気もするのですが、そのあたりのことがどうなるのかも含めてまた1年間楽しく拝見することにしたいと思います♪

ちなみにこのコラムはInternet Explorerで見る分には「縦書き」で見られるのですが、Fire foxその他のブラウザで閲覧するとCSSが対応していないのか「横書き」になってしまうようです。
漢詩漢文を読むならば、やはり「縦書き」で読みたいものですネ♪


明治書院のサイトはこちらから
「今月の漢文」はこちらから

天下泰平を喜ぶ

『増注聯珠詩格』注釈 巻七 〈用料得字格〉  料得字を用ふるの格

   昇平詞       王元之

●  ●  ○  ○  ●  ●  ◎     さいさう  けむりふか        ぼう おさま
細草煙深暮雨收   細草 煙深くして 暮雨收る
●  ○  ○  ●  ●  ○  ◎   ぼくやう  かへ   さ    さかしま うし  の
牧羊歸厺倒騎牛   牧羊 帰り去りて倒に牛に騎る
●  ○  ●  ●  ○  ○  ●     てきちゅう  いっきょく  しょうへい  がく
笛中一曲昇平樂   笛中 一曲 昇平の樂
●  ●  ○  ○  ●  ●  ◎   はか   え       へいぜい  うれい  かい
料得平生不解愁   料り得たり 平生 愁を解せざるを
(下平声十一尤)

【通釈】
 夕立がやみ、こまやかに生える草むらに霧がたちこめ
 羊を飼い、牧童がうしろ向きになって牛に乗り(家に)帰る
 牧童の吹く笛の音色に太平の世に奏でられる音楽(を耳にして)
 牧童は常日頃の心配事などはないのだなぁと思った

【注】
  收景親切 景を收むること親切なり
  目の前の情景を目に浮かべることができる
「増注」
  牧羊一本作牧童  牧羊は一本に牧童に作る
  牧羊は別の本では牧童としている。

【注】寫牧子樂意 牧子の樂意を寫す
  羊飼いの心楽しむ気持ちを書いた。

〔補足〕王元之
 禹偁字元之鉅野人生於周世宗顯元年九歳能文太平興國八年登進士端拱初召試歴右拾遺二年拜左司諫知制誥判大理寺辨徐鉉罪忤旨、貶商州圑練副使累遷翰林学士坐謗訕罷爲工部郎中知滁州改知揚州眞宗即位召知制誥出知黄州徙蘄州咸平四年<(一〇〇一)>卒年四十八有小畜集。


昇平詞




←ちなみにこれが原文ナリw





※ ○→平声
  ●→仄声
  ◎→押韻

翻訳って難しいですね。。。というよりもよくわからないです_| ̄|○
素朴な疑問ですが「平」という字を2度使っているのが気になるところ。
詞(ツー)ならばよいということなのだろうか・・・?

ぽぽぽ

TwitterというSNSほどしめつけず、Blogほど孤立的でもないWebサービスの類似品が
国内で流行っているらしいのですが、自分がやるとなるとどうなのでしょうか?
かなり面倒&プライベート時間の秘密が守りにくくなってしまうような
気がしますがいかがなものでしょうか?


サテ、日中、おそとはほのかに明るく、雨はシトシト、雷鳴轟く中で、
水気を含んだ土の香りがさやと鼻孔をくすぐっていった。
知らず、興おこりて一首口ずさむ。

 上邪
 我欲與君相知
 長命無絶衰
 山無陵 
 江水爲竭
 冬雷震震
 夏雨雪
 天地合
 乃敢與君絶

以下訓読
 上邪(じょうじゃ)
 我 君と相知り
 長命(ちょうめい) 絶え衰うること無からんと欲す
 山に陵(みね)無く
 江水 竭(つ)くるを爲(な)
 冬雷 震震とし
 夏に雪雨(ふ)
 天地 合すれば
 乃(すなわち)敢えて君と絶たん

 我欲與君相知長命無絶衰
は、
「我 君と相知れり
 長(とこしえに)絶え衰うること無からしめんと欲す」
という読みでもよいわけですが、ここで一つ疑問が   

「これって、南方(江南・江東とも)の詩なの?」
ということです。

この詩は李白や杜甫などの詩人達よりも遥か以前、漢代に歌われていた
読み人知らず(中国では「無名氏(むめいし)」)の「上邪」というタイトルで、
楽府(がふ)というスタイルの詩です。
詩の意味を要約すると、「天変地異・地球滅亡のようなことがなければ、
けっしてあなたのそばを離れません」というひたむきな心を表わした詩なのですが
私の心の琴線に触れたのは「江水」という言葉なのですね。。。

というのも、古くは黄河のことを河水(かすい)といい、長江のことを江水((こうすい)
呼んでいたのです。この詩をそのまま訳すと
「長江の水が竭(つ)きてしまい~」となってしまうわけです。
漢代の呼び方はどうだったのかしら?
後漢なぞは「洛陽」を「雒陽」と表記していたしなぁ。。。

このようなところでボヤいてないで、サッサと調べろ!」といいたいところですが、
勉強&資料不足故、後日ご期待を請う、ということで。。。
やはり本棚10個分の書籍は最低限欲しいところです^^;


はるかぜ ぽぽぽさんへ。
「3日以内に日記に『ぽぽぽ』の文字を入れなければ『足の裏に漆を塗って
スキーブーツで固定の刑』になる」とのことですがタイトルに入れましたので、
不幸にしないでくださいm(_ _)m
足の裏の痒みに悶絶するのは死ぬよりも辛そうです。。。

---------------------------------------------------------
5月16日追記;
蛇足なれど、この「上邪」の現代語訳を書き連ねておきます。

 神かけて誓う
 あなたへの想いが、命ある限り永遠に変わらぬことを
 高い山がなだらかな丘となり
 大河の水が涸れ、
 冬に雷鳴轟き、
 天と地が一つに合わさる
 そんなときがこない限り、私はあなたを離さない

尚ほ、「上」を「神」と訳してみましたが、本当に神なのか、
それとも「あなた」なのかよくわかりません。。。
でもって、「読み人知らず」ですので、男性の作詩なのか
女性の作詩なのかもわかっていません。
ま、ここはひとつ、みなさまのご想像にお任せしますw

周の制度覚え書き

周の武王没後、武王の弟の周公旦が摂政し、王を称したが後に政権を武王の嫡子(成王)に渡したことにより、「子継の法」が始まり、以後「百王不易の制」となった。
また、兄弟に長幼の序による次第がなくなれば「子継」でもって反って争いが甚だしくなる。そこで「子継の制」とともに嫡長子とそのほかの庶子とを区別する「嫡庶の制」が生まれた。

宗法とは、周代に編み出されもので「嫡庶の制」を基礎に親疎身分を序列化して一族を纏める合族の法のことである。
『礼記』によると諸侯の国には大宗一人と小宗四人の宗子(族長)、即ち継別の大宗と継曽祖、継曽祖、継祖、継禰(父)の四小宗とがおり、小宗はそれぞれの宗族を統率し、大宗は全宗族を統率する。諸侯初代の君位を継承するのはその嫡長子であるから、その同母諸弟の一人が「別子」と称して諸侯から独立し、分家を構える。それが大宗である。大宗を継ぐのもその嫡長子であり、同様にして世代ごとに分家して四世代で小宗が上記の四人となる。これを継ぐのも嫡長子である。

廟数は四親(禰・祖・曽祖・高祖)の廟と五親以上を合祀する廟(不毀の廟)との五廟とし、新禰廟が加わると、各親廟は順に繰り上げられてて前の高祖廟は「不毀の廟」に移し合祀されて四親廟制が維持される。喪服も尊卑・親疎によって異なるが、高祖以上のための服はない。つまり、宗法も喪服も祭祀廟制も五世をもって親属関係が尽きるとする。

「嫡庶の制」は「尊統(君尊)」のために「尊尊の義」を柱に制定された政治的結合制度であるが、この「嫡庶の制」に由って「親親の義」を柱に制定された血縁的統合(合族)法、即ち、「親統(宗統)」のための制度である宗法が生じ、さらに宗法から喪服制、廟制が生じた。これが制定過程についての王国維の見解である。
そして王国維はこの諸侯の礼制を王朝にも適用し、「天子は実質的には『最大の宗子』である」という。
また、「同姓不婚の制」によって、百世でも通婚できず、異姓諸侯との婚姻が進み、結果として異姓諸侯国が婚媾甥舅の誼によって周王朝傘下に組み込まれることになった。

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うむ。書いていてよくわからなくなってきた。。。。
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