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今昔文字鏡
 諸橋轍次著『大漢和辞典』に収録される約5万の見出し漢字はいうにおよばず、甲骨文字、西夏文字、
 現代中国で使われている簡体字、変体仮名までも約15万字が収録されているフォントの配布サイト

財団法人斯文会
 史跡湯島聖堂(江戸時代の昌平坂学問所)を管理する団体のサイト。
 今でも数々の生涯学習講座が開かれている

全日本漢詩連盟
 「日本における漢詩の研究・普及や交流、並びに中国をはじめとするアジアや欧米各国との親睦・
 交流を図る」ことを目的に設立された団体のWebサイト



まだまだ、ありそうな気がするなぁ。。。

受験シーズン到来

中国の動画共有サイト「Youku.com」の視聴数が1日1億本を突破したそうですが、これは「Googleに買収された当時のYouTubeに匹敵」するアクセス数なのだそうな。
早速Youku.comを見てみたのですが、日本のアニメがフツーに見られたりするところをみると、JASRAC&著作権改正法案はどうするのかしらとか思ってしまいます。
ま、なまぬるく今後の経過を見守りましょうw


サテ、教科書でおなじみの明治書院のwebサイトの一角に「今月の漢文」というコーナーがある。
明治書院から刊行されている、そして高校の図書室などに置かれている「新釈漢文大系」シリーズの
宣伝を兼ねたものと思われるが、Myrthaがひそかに毎月楽しみにしているコーナーであったりもする。

昨年は日本漢詩を取り扱い、12月は忠臣蔵で親しまれている四十七士をテーマにした「泉岳寺」という
七言絶句で終わっていた。
今年はどんな詩を取り上げるのだろうかと楽しみにしていたのだ。
引き続き日本漢詩を掲載するのか、はたまたまったく異なる詩を取り扱うのか・・・

そして平成二十年戊子の漢詩は・・・

一月の漢文

白居易の著作物を集めた『白氏文集』でありました!
日本漢詩にせよ本場中国の漢詩・漢文にせよ、1月とあらば「正月のめでたさ」を選びそうなところですが、「受験生のあせり」を詠った漢詩を選ぶとは、このコラムの執筆者は一体どんな顔をしてこの詩を選び、そして執筆したのだろうかと想像しつつパソコンのモニター画面を眺めるのもなかなかにオツなものです。

しかしこのコラム、それほど広くもないスペースについてを考えると「長恨歌」などの長篇詩や文章は掲載しにくくなるような気もするのですが、そのあたりのことがどうなるのかも含めてまた1年間楽しく拝見することにしたいと思います♪

ちなみにこのコラムはInternet Explorerで見る分には「縦書き」で見られるのですが、Fire foxその他のブラウザで閲覧するとCSSが対応していないのか「横書き」になってしまうようです。
漢詩漢文を読むならば、やはり「縦書き」で読みたいものですネ♪


明治書院のサイトはこちらから
「今月の漢文」はこちらから

天下泰平を喜ぶ

『増注聯珠詩格』注釈 巻七 〈用料得字格〉  料得字を用ふるの格

   昇平詞       王元之

●  ●  ○  ○  ●  ●  ◎     さいさう  けむりふか        ぼう おさま
細草煙深暮雨收   細草 煙深くして 暮雨收る
●  ○  ○  ●  ●  ○  ◎顱  ,椶やう  かへ   さ    さかしま うし  の
牧羊歸厺倒騎牛   牧羊 帰り去りて倒に牛に騎る
●  ○  ●  ●  ○  ○  ●     てきちゅう  いっきょく  しょうへい  がく
笛中一曲昇平樂   笛中 一曲 昇平の樂
●  ●  ○  ○  ●  ●  ◎髻  ,呂   え       へいぜい  うれい  かい
料得平生不解愁   料り得たり 平生 愁を解せざるを
(下平声十一尤)

【通釈】
 夕立がやみ、こまやかに生える草むらに霧がたちこめ
 羊を飼い、牧童がうしろ向きになって牛に乗り(家に)帰る
 牧童の吹く笛の音色に太平の世に奏でられる音楽(を耳にして)
 牧童は常日頃の心配事などはないのだなぁと思った

顱效蹇
  收景親切 景を收むること親切なり
  目の前の情景を目に浮かべることができる
「増注」
  牧羊一本作牧童  牧羊は一本に牧童に作る
  牧羊は別の本では牧童としている。

髻效蹇柎輕匯叭朧奸)匯劼瑠朧佞鰌蹐
  羊飼いの心楽しむ気持ちを書いた。

〔補足〕王元之
 禹偁字元之鉅野人生於周世宗顯元年九歳能文太平興國八年登進士端拱初召試歴右拾遺二年拜左司諫知制誥判大理寺辨徐鉉罪忤旨、貶商州圑練副使累遷翰林学士坐謗訕罷爲工部郎中知滁州改知揚州眞宗即位召知制誥出知黄州徙蘄州咸平四年<(一〇〇一)>卒年四十八有小畜集。


昇平詞




←ちなみにこれが原文ナリw





※ ○→平声
  ●→仄声
  ◎→押韻

翻訳って難しいですね。。。というよりもよくわからないです_| ̄|○
素朴な疑問ですが「平」という字を2度使っているのが気になるところ。
詞(ツー)ならばよいということなのだろうか・・・?

ぽぽぽ

TwitterというSNSほどしめつけず、Blogほど孤立的でもないWebサービスの類似品が
国内で流行っているらしいのですが、自分がやるとなるとどうなのでしょうか?
かなり面倒&プライベート時間の秘密が守りにくくなってしまうような
気がしますがいかがなものでしょうか?


サテ、日中、おそとはほのかに明るく、雨はシトシト、雷鳴轟く中で、
水気を含んだ土の香りがさやと鼻孔をくすぐっていった。
知らず、興おこりて一首口ずさむ。

 上邪
 我欲與君相知
 長命無絶衰
 山無陵 
 江水爲竭
 冬雷震震
 夏雨雪
 天地合
 乃敢與君絶

以下訓読
 上邪(じょうじゃ)
 我 君と相知り
 長命(ちょうめい) 絶え衰うること無からんと欲す
 山に陵(みね)無く
 江水 竭(つ)くるを爲(な)
 冬雷 震震とし
 夏に雪雨(ふ)
 天地 合すれば
 乃(すなわち)敢えて君と絶たん

 我欲與君相知長命無絶衰
は、
「我 君と相知れり
 長(とこしえに)絶え衰うること無からしめんと欲す」
という読みでもよいわけですが、ここで一つ疑問が   

「これって、南方(江南・江東とも)の詩なの?」
ということです。

この詩は李白や杜甫などの詩人達よりも遥か以前、漢代に歌われていた
読み人知らず(中国では「無名氏(むめいし)」)の「上邪」というタイトルで、
楽府(がふ)というスタイルの詩です。
詩の意味を要約すると、「天変地異・地球滅亡のようなことがなければ、
けっしてあなたのそばを離れません」というひたむきな心を表わした詩なのですが
私の心の琴線に触れたのは「江水」という言葉なのですね。。。

というのも、古くは黄河のことを河水(かすい)といい、長江のことを江水((こうすい)
呼んでいたのです。この詩をそのまま訳すと
「長江の水が竭(つ)きてしまい〜」となってしまうわけです。
漢代の呼び方はどうだったのかしら?
後漢なぞは「洛陽」を「雒陽」と表記していたしなぁ。。。

このようなところでボヤいてないで、サッサと調べろ!」といいたいところですが、
勉強&資料不足故、後日ご期待を請う、ということで。。。
やはり本棚10個分の書籍は最低限欲しいところです^^;


はるかぜ ぽぽぽさんへ。
「3日以内に日記に『ぽぽぽ』の文字を入れなければ『足の裏に漆を塗って
スキーブーツで固定の刑』になる」とのことですがタイトルに入れましたので、
不幸にしないでくださいm(_ _)m
足の裏の痒みに悶絶するのは死ぬよりも辛そうです。。。

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5月16日追記;
蛇足なれど、この「上邪」の現代語訳を書き連ねておきます。

 神かけて誓う
 あなたへの想いが、命ある限り永遠に変わらぬことを
 高い山がなだらかな丘となり
 大河の水が涸れ、
 冬に雷鳴轟き、
 天と地が一つに合わさる
 そんなときがこない限り、私はあなたを離さない

尚ほ、「上」を「神」と訳してみましたが、本当に神なのか、
それとも「あなた」なのかよくわかりません。。。
でもって、「読み人知らず」ですので、男性の作詩なのか
女性の作詩なのかもわかっていません。
ま、ここはひとつ、みなさまのご想像にお任せしますw

周の制度覚え書き

周の武王没後、武王の弟の周公旦が摂政し、王を称したが後に政権を武王の嫡子(成王)に渡したことにより、「子継の法」が始まり、以後「百王不易の制」となった。
また、兄弟に長幼の序による次第がなくなれば「子継」でもって反って争いが甚だしくなる。そこで「子継の制」とともに嫡長子とそのほかの庶子とを区別する「嫡庶の制」が生まれた。

宗法とは、周代に編み出されもので「嫡庶の制」を基礎に親疎身分を序列化して一族を纏める合族の法のことである。
『礼記』によると諸侯の国には大宗一人と小宗四人の宗子(族長)、即ち継別の大宗と継曽祖、継曽祖、継祖、継禰(父)の四小宗とがおり、小宗はそれぞれの宗族を統率し、大宗は全宗族を統率する。諸侯初代の君位を継承するのはその嫡長子であるから、その同母諸弟の一人が「別子」と称して諸侯から独立し、分家を構える。それが大宗である。大宗を継ぐのもその嫡長子であり、同様にして世代ごとに分家して四世代で小宗が上記の四人となる。これを継ぐのも嫡長子である。

廟数は四親(禰・祖・曽祖・高祖)の廟と五親以上を合祀する廟(不毀の廟)との五廟とし、新禰廟が加わると、各親廟は順に繰り上げられてて前の高祖廟は「不毀の廟」に移し合祀されて四親廟制が維持される。喪服も尊卑・親疎によって異なるが、高祖以上のための服はない。つまり、宗法も喪服も祭祀廟制も五世をもって親属関係が尽きるとする。

「嫡庶の制」は「尊統(君尊)」のために「尊尊の義」を柱に制定された政治的結合制度であるが、この「嫡庶の制」に由って「親親の義」を柱に制定された血縁的統合(合族)法、即ち、「親統(宗統)」のための制度である宗法が生じ、さらに宗法から喪服制、廟制が生じた。これが制定過程についての王国維の見解である。
そして王国維はこの諸侯の礼制を王朝にも適用し、「天子は実質的には『最大の宗子』である」という。
また、「同姓不婚の制」によって、百世でも通婚できず、異姓諸侯との婚姻が進み、結果として異姓諸侯国が婚媾甥舅の誼によって周王朝傘下に組み込まれることになった。

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うむ。書いていてよくわからなくなってきた。。。。