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空気を敏感に感じて・・・?

先日、三省堂書店で書籍を購入した。
日本の書店の良いところはブックカバーをしてくれるところだと思う。そしてそのブックカバーも各書店毎に、しかもその時々によって異なるカバーを付けてくれるので、書籍購入時の楽しみの一つとしている。
今回購入時に付けてくれたカバーがこれだ。

「日本の社会人達よ、いまこそ、孔子を見るべし。」と大書されている。

三省堂ブックカバー


何事かと思って目をやると、大文字の下の写真があり、その隣りの黒地に白字で何事か書かれている。

三省堂ブックカバー



中国歴史ドラマ(全38話)

孔子

4/19(土)WOWOWで

放送スタート!

第1話無料放送 BS9

※4/24(木)第1話再放送(無料)

毎週土曜 午前10:00



要するにテレビ番組のCMである。
写真のクレジットが「北京響巣国際伝媒股份有限公司」となっているので、中国で製作されたドラマを日本でも放送すると言うことであろう。日本にも影響を与えている孔子という人物が如何なる生涯を送ったのか、その生き様を放送するのは真に結構なことである。

そして裏面を見るとこのような仕様になっている。

三省堂ブックカバー



できる奴は、空気を敏感に感じて

言葉を慎重に選ぶもんだよ。   

(事に敏にして言を慎み、)   

           論語学而第一の十四より



く、くうきをびんかんに??
くうきを?
びんかん??
あまりにも違和感がありすぎる。違和感がありすぎて、しばらく思考が止まってしまった。

そんなわけで、手元にある『論語』ではどのような現代語訳が書かれているのかを見てみた。

なお、原文は


子曰、君子食無求飽、居無求安、敏於事而愼於言、就有道而正焉、可謂好學也已矣。


である。

まずは講談社学術文庫の宇野哲人の『論語新釈


【訓読】
(し)(い)はく、君子は食(しょく)飽く(あ)ことを求むるなく、居(きょ)(やす)きを求むるなく、事(こと)に敏(びん)にして言(げん)に慎み、有道に就(つ)いて正すを学を好むといふべきのみ。

【訳】
学に志す者が、食物に飽くことを求める暇もなく、安楽な住処(じゅうきょ)を求める暇もない程に一心に学に向い、とかく不足になりがちな知行(ちこう)の方(ほう)をすばやく勉めようとし、とかく過ごし易(やす)い言語の方面はよくよく考えて発するようにし、それでもなお不十分と考えて、親しく知行や言語の標準となる有道者について正すならば、学を好む人であるいうことができる。



ここでは、敏は「敏捷」、「事」は「知行などの道を求める事」としている。

岩波文庫の金谷治の『論語


【訓読】
(し)(のたま)わく、君子は食(しょく)(あ)かんことを求むること無く、居(きょ)安からんことを求むること無し。事に敏(びん)にして言に愼しみ、有道(ゆうどう)に就(つ)きて正す。学を好むと謂うべきのみ。

【訳】
先生がいわれた、「君子(くんし)は腹いっぱい食べることを求めず、安楽な家に住むことを求めない。仕事によくつとめて、ことばを慎重にし、(しかもなお)道義を身につけた人について(善し悪しを)正してもらうというようであれば、学を好むといえるだろうね」



岩波現代文庫の宮崎市定の『現代語訳 論語』。


【訓読】
子曰く、君子は食に飽くを求むることなく、居に安きを求むることなし。事に敏にして言に慎しみ、有道に就いて正す。学を好むと謂うべきのみ。

【訳】
子曰く、諸君は、食事なら是非満腹まで、暇さえあれば安佚(あんいつ)を貪るというのではなく、仕事にはまっ先に手を出し、口に言うことはなるべき控え目にし、徳のある経験者に意見を求めて反省の材料にするがよい。それができたら学問好きだと言ってやろう。



「居」は「仕事をせずにくつろいでいる」、「敏」は骨おしみせず、こまめに働くこととしている。「事」を「仕事」と訳しているが、「孔子の学園は一種の徒弟制度で内弟子等が交代で雑役の当番であったろうから、そんな時でもごろ寝などしてはならない云々」と別に記している。

講談社学術文庫の加地伸行の『論語


【訓読】
子曰く、君子は食に飽くるを求むること無く、居(お)るに安きを求むること無し。事(こと)に敏(びん)に、言(げん)に慎(つつし)み、有道に就(つ)きて正す。学を好むと謂う可(べ)きのみ。

【訳】
老先生の教え。教養人は腹いっぱいの美食を求めたり、豪華で心地よい邸宅に住みたいなどとは思わない。なすすべき仕事はすばやくこなす。しかし、ことばは少なくして出しゃばらない。もし意見があれば、まず優れた人格者(有道)を訪れ、正していただくようにする。こういう人をこそ〈好学の士〉と言うのだ。



特に記載なし。ポイントは「君子」を「教養人」と訳していることだろうか。
(´-`).。oO( Amazonでは『論語 増補版』と書かれているが、Myrthaの持っている版に「増補版」の三文字は無いのだよなぁ。。。 )

「親と子の東洋古典教室」と銘打ったMY古典シリーズの村山吉廣の『論語のことば


【訓読】
子曰く、君子は食は飽かんことを求むることなく、居は安からんことを求むることなく、事(こと)に敏(びん)にして言(げん)を慎み、有道に就(つ)いて正さば学を好むと謂うべきのみ。

【訳】
食物は腹一杯、住居はゴージャス、こんなことだけに浮き身をやつすマイホーム男、これはダメである。俗念を斥け、物欲にはとらわれず、自分のなすべきことは敏速に行い、言葉も選んで慎重にし、及ばないところは「有道者」(道徳をわきまえた人)から謙虚に一つ一つ学んでゆく、そういう人こそ真に「学を好む者」といえるのだ。



以上、手持ちの『論語』の中でも現代語訳のあるもののみをピックアップしてみた。
訳者ごとに微妙に異なるが、どれも「事」は「仕事」や「道を求めること」とし、「敏」は「はやい」「つとめる」などの意味としている。
一体、どこをどう訳したら「空気を敏感に」などという珍訳が出来上がるのだろうか?教えて、WOWOWの中の人・・・


中国歴史ドラマ孔子の詳細はこちらから
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いま人気の・・・

先日、所用があって池袋に行ったら、偶然にも駅構内でサンシャイン水族館で「へんないきもの」の著者・早川いくを氏とコラボした「サンシャイン水族館×早川いくを へんないきもの展~ナマモノ~」をやっているという看板を目にしたので、もののついでに寄ってみた。

「へんなにんげん」に対しては世間の目は非常に冷たいのに、「へんないきもの」に対する世間の目はやさしいどころか、大いに興味を持って迎えられている(つまり大人気!)。この事に対して、多少の割り切れなさ、もやもや感を持ちつつも、水族館の入場料(結構するするゾ)+300円の別途見物料入場料を支払い、へんないきもの達とご対面。

入口に鎮座するオオサンショウウオをはじめ、サソリモドキや、モンハナシャコ、イガグリガニ、ヤツメウナギ、サカサクラゲ、リュグウノツカイ(標本w)、ウミグモの仲間、ハダカネズミなどなど、そうそうたるメンバーが一堂に会する中で、一生縁がなさそうだと思っていたダイオウグソクムシさんと、まさかのご対面。

ダイオウグソクムシ


待てども暮らせどもこの姿勢からまったく動かない。
その動かなさは、動かない鳥として知られるハシビロコウを遥かに凌ぐ。
うん、これならば絶食を続けることも可能かも知れない。もっとも、五年間絶食を続けた末に死んだ鳥羽水族館のダイオウグソクムシ氏の死因は、餓死ではないらしいが…
とりあえず、水族館の飼育員の方には「動かないならそれでもかまわないから、真っ正面に向けて彼(彼女?)を展示してくれ~!」と思ってしまいました、とさ。

なお、ダイオウグソクムシのiPhoneケースを買おうとしたものの、iPhoneを持っていないことに気づき、買わずじまいだったのは、ここだけのヒミツです☆
(´-`).。oO( ぬいぐるみもよかったなぁ。。。)


開催日;2014.03.15(土)~2014.05.25(日)
サンシャイン水族館についてはこちらから

行楽須く春に及ぶべし

少し前のことですが、友人と共だってお花見に行ってきました。
記念にその時作ったお弁当をUp☆

お花見弁当



◇◆メニュー◆◇

たけのこの炊き込みご飯

野菜の肉巻き

アンチョビ・ポテト

トマトの酢漬け

タコさん&カニさんウインナー

キャロットラッペ

うさぎさん&蝶々さんリンゴ



800ml程度の容量のタッパーなので、それほど大量に作ったわけでもなく、ご飯の量でいうならば、2合強程度です。
お酒を飲みながらの料理は油っぽい物が好まれますが、そんな時に酸味の強いトマトの酢漬けのような箸休め料理があると、口の中の油っぽさを洗い流してくれるのでスッキリします♪
ただし、酒肴としての食べ物として考えると、炊き込みご飯の味付けは、もう少し塩味が効いていても良かったかな?反省。。。

なお、美酒は全て友人に任せました、とさ^^;
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