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金主主義よりも・・・

今時珍しいことに、そして漢詩習作者にとってもうれしいことに、現代日本人の手による
漢詩集が出版された。

韻主主義

  書  名: 韻主主義
  版  次: 初版第1刷
  著  者: 水出和明
  出版者: 文芸社ビジュアルアート
  出版地: 東京
  出版年: 2008.02.01
  形  態: 216p,19cm
  ISBN : 978-4-86264-619-4
  価  格: ¥940

  t1.インシュ シュギ a1.ミズイデ カズアキ
  s1.漢詩 分類番号919.6





 ~目次~
 春 一~二八
 夏 二九~六〇
 秋 六一~九〇
 冬 九一~一〇〇


 資本主義より詩本主義。
 「ドジ踏まず、地団駄踏まず、韻を踏め」と、
 韻律の世界を愛する著者が四季を詠った漢詩100篇。 

と帯に書かれているように、漢詩を愛する水出樂山水氏の漢詩集。
国立国会図書館のOPACで検索したかぎりでは『四季百詠』・『ポエ爺さんの四句八句』に続いて、3冊目の漢詩集刊行になるらしい。
その詩風は中唐の詩人・白楽天の如し。

書き下し文のほかにも現代語訳やその詩についてのひとことコメントもあるので、漢詩漢文に馴染みのうすい現代日本人にもわかりやすいが、あえて難点を挙げるとするならば、漢詩初心者・入門者を意識するあまり「テニヲハ」が多用されすぎているきらいがあることだろうか?

もっとも、漢詩上級者からみれば「書き下し(訓読)が旧漢字旧仮名遣いになっていないのはけしからん!」というところになるのだろうが・・・^^;

しかしそれらの欠点を補えうる詩集であると思う。
これで1000円以下の価格とは少々安すぎるのではなかろうか?

にしても、「あとがき」の文字がすべて旧漢字で書かれているとは…
ごく一般的な人にとっては読みずらいですよ(-_-;)

なほ、『水出和明的诗--兼论日本当代汉诗创作倾向』などという論文もネット上にアップされているところを見ると現代日本漢詩人の中では有名な人らしい。。。

コメント

旧漢字旧仮名遣いはまるで問題が無い・・ というより、白文よりは余程解かり易いです

Myrthaさんが推薦されたとなれば否が応でも期待は高まります
この本はまだ見掛けていないのですが、ちょっくら探してみますかね

>なぎさん
>旧漢字旧仮名遣いはまるで問題が無い・・ というより、白文よりは余程解かり易いです
漢詩ですので当然のことですが白文があり、その他に書き下し文と現代語訳と語意と
思わずニンマリしてしまう一言が書かれていますヨw

>Myrthaさんが推薦されたとなれば否が応でも期待は高まります
作風は好みもありますので、なぎさん自身で御確認のほどをw
現代日本で「風雅の道」を愛する人がまだまだいるというのは嬉しいかぎりです♪

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